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闘病日記(強力な助っ人)♪ 入院の日々 行動と気持ちの追憶 (入 院 中)リハビリ15 「 今日は一人で病室まで帰られるんですか?何かお困りの ことありません?」 「はい。リハビリ室を出た所の上り坂がどうしても右手、右足で漕ぐので 左に曲がって登るのに苦労しますよ。何か良い方法は無いですか?」 「あ それは、久友さんよりも力の弱い女性の患者さんがやっています。 バックで右足蹴って進んで、右手で車輪を調整しながら登られますから 久友さんなら直ぐ出来ますよ。」笑顔で答えてくれる。 「はい。やってみます。」・・・・。車椅子の後ろを押しながら 「久友さん帰られます。 そこまで行きますよ。・・・・・・ここでしょ? はい やってみて下さい♪」お陰様で久友は楽に上れた。 「この患者さんですよ。」言われた坂の下におばあさんが顔だけ 斜め後ろを見て、同じ事をいとも容易くこなした。 「エレベーターまで送りましょう。」芳子先生がボタンを押して乗せてくれる。 久友はリハビリ病室の階に着くと正面の受付にご挨拶。 「お姉さん 只今戻りました。」笑顔で迎えてくれた。 「さっき男性の方がお見舞いに来られていましたよ。また来られるそうです。」 病室に向かう近くの廊下に、病室から阿武さんの大きな笑い声が響いている。 「阿武さん 阿武さん 家のは8時には来ますよ。」 「それはそうと、満田さんは病気治ったらリハビリの谷田先生と大林先生 韓国旅行に連れて行くんですよね。久友さんお帰り♪韓国語ぺらぺらだそうですよ。 満田さんそうですよね。」「はい。お金出して連れて行きます。」 「満田さんは不動産屋の社長ですよね?僕達も連れて行ってくれませんか?」 「駄目ですよ。金がかかりますからね。」 「じゃあ何で女の先生は良いんですか?」 「お世話になっていますから。行きたいです。」 「谷田先生の胸が大きいからでしょう?」 倉源さんが加わって「谷田先生の胸大きいですよね。きのう私は左手が治ったら 胸をさわらしてくれるか?聞いたら、その時は良いよって言ってくれましたよ♪」 皆のテンションが上がってくる。 「満田さん 満田さん 生きてますか?」三人がどっと笑う。 解放されたドアの前の廊下を、中を見つつ京子さんが笑いながら奥の病室へと 通過する。 「 はい。何ですか?」 「倉源さん 倉源さん 生きてますか?」 「 はい。生きてます。久友さんは、生きてますか?」 「はい。」久友が吹き出すと、他のお二人も後に続いた。 前の廊下を、中を見つつ京子さんが笑いながらナースステーション に向かうのを阿武さんがすかさず 「京子さん 京子さん 満田さんがリハビリの谷田先生と大林先生を 韓国旅行に連れて行く話し聞いた?」 「本当に?満田さん?奥さん知ってるの?」 「お世話になっていますから。行きたいです。家のには内緒にして下さい。」 京子さんも加わり皆でどっと笑った。 「満田さん 奥さん何時に来るんでしたっけ? 楽しみですね?」 「8時です。家のには言わないで下さい。」 「もちろんですよ。満田さんがリハビリの谷田先生と大林先生を 韓国旅行に連れて行く話しなんかしませんよ。僕達は仲間ですから。 でももし、口が滑ったらどうしよう?その時は許してくれますよね。」 「阿武さん お願いです。家のには言わないで下さい。」 「まあ、大丈夫ですよ?」下心があるようにおどけた様子に皆が笑う。 「看護婦さんしっこ!さっき行ったばっかりよ。忘れたの?」 「京子さん 緊張したんじゃない?後で、湿布持ってきてくれませんか?」 「満田さん ちょっと待ってよ。はい。夕方帰る前に張ってあげるからね♪ 満田さん 行くわよ。」暫くして京子さんが帰ってきた。 「はい 満田さんベットに移って?リハビリの先生の話ではできますって 事よ。先生に言いつけるからね?」 「出来ないんですよ。」 「出来るじゃない!」拍手する京子さん。 皆はあきれ顔になっている。 |
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